奈良・御所市:火葬場巡る加重収賄・元市議に懲役4年判決!

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賄賂は高額厳しい非難に値すると指摘!
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追徴金5200万円!
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 奈良県御所市発注の火葬場新設事業を巡り現金7500万円の賄賂を受け取ったとして、加重収賄罪に問われた元市議・小松久展被告(72)の判決で、大阪地裁(大森直子裁判長)は12月10日、懲役4年(求刑懲役7年)を言い渡した。「賄賂は高額で、市議の職務の公正さや社会の信頼を失墜させ、厳しい非難に値する」と指摘した。
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 判決によると、小松被告は地元建設会社の元役員の頼みで他社との受注を調整し、2020年7月の市議会で工事請負契約に賛成して、見返りに21年6月と12月に元役員2人から現金を受け取った。
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  小松久展被告は、市が発注した火葬場の建設工事をめぐり、市内の建設会社のグループが受注する合意があると知りながら2020年の市議会で契約を結ぶ議案に異議を唱えず賛成し、建設会社の元会長らから見返りに現金7500円を受け取ったとして加重収賄の罪に問われた。
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 弁護側は「借りただけだ」などと無罪を主張していたが、判決は、小松被告が入札の方式変更に関する説明会を開くなどの便宜を図った上で現金を受け取っていると指摘。他に多額の現金を受け取る理由はなく、「賄賂の趣旨が含まれているであろうことを認識していた」と判断した。
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 判決は、小松被告が入札の方式変更に関する説明会を開くなどの便宜を図った上で現金を受け取っていると指摘。他に多額の現金を受け取る理由はなく、「賄賂の趣旨が含まれているであろうことを認識していた」と判断した。
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 10日の判決で大阪地方裁判所の大森直子 裁判長は「主導的ではないが、業者間で受注調整が行われていることを認識したうえで、議案に賛成することで後押しをした。市議会議員の職務の公正さや社会的な信用を失墜させた」などと指摘し、懲役4年、追徴金5200万円を言い渡した。
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 大阪地検特捜部が、受注に関わったとされるコンサルタント会社の社員との間で、捜査協力の見返りに刑事処分を軽くする「司法取引」を適用していて、社員から得た証拠を踏まえて事件の解明を進めたとみられている。
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 市議会は22年に辞職勧告を決議し、小松被告は2024年1月に辞職した。贈賄罪に問われた同社の元役員2人は有罪判決が確定している。
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